自分らしさの育て方約2分で読めます
改善の前に、理解を選ぶ
読む元気がない日は、耳でどうぞ(元になった動画をここで開けます)
自分の人生をもっと良くしたい。そう思って、本を読んだり、習慣を変えようと努力を重ねてきた。 でも、なぜか心が晴れない。一歩前に進んでいる実感が湧かない。 むしろ頑張れば頑張るほど、生きづらくなっていく。 もしこの感覚に、少しでも「わかる」と思うなら、この話はきっとあなたのためのものです。
「もっと良くならなきゃ、このままじゃだめだ」と自分を追い込むほど、なぜか心は硬くこわばって、状況は停滞する。 沼にはまったときのように、もがけばもがくほど、深く沈んでいく感じです。 この裏には、意思と想像という、ふたつの力がせめぎ合う仕組みがあります。
意思は「こうなりたい」という、車で言えばアクセル。 想像は、心に浮かぶイメージや、自分でも気づいていない思い込み——向かっている方向そのもの、ハンドルです。 このふたつが違う方向を向いてしまったとき、勝つのはほとんど、想像のほうです。 どんなに強くアクセルを踏んでも、心の奥底に「どうせ無理だろうな」という想像があれば、そちらに引きずられてしまいます。
では、このネガティブな想像を生み出し続けている、隠れた大前提とは何か。 それは「今の自分は不十分である」というたった一言です。 もっと良くならなければならない、という思いの裏には、いつも「今のままではだめだ」という自己否定が隠れています。
この考えを土台にして生きていると、人生はまるで終わりのないランニングマシンの上を走っているようになります。 何かを達成しても、ほんの少ししか喜べず、すぐに「まだまだ足りない」と次の目標を探し始める。 休みの日にただくつろいでいるだけで、罪悪感が湧いてくる。
これは、成長をやめましょうという話ではありません。 問題は、成長しようとすることそのものではなく、自己否定という不安定な土台の上に、必死に高い塔を立てようとしていることです。 本当にやるべきことは、塔を立て直すことではなく、土台そのものを変えることです。
そのための最初の指針が「改善の前に理解を選ぶ」という言葉です。 わたしたちは、自分に何か問題を見つけると、すぐに直そうとします。 でも、生き方が変わった人たちは、その順番を逆にしていました。 変えようと焦る前に、まず理解することから始めたのです。 なぜ自分はそう感じるのか。今の自分の状態を、良い悪いのジャッジをせず、ただありのままに見つめる。
そのための道具が、受容と、自分への思いやりです。 不安を感じたとき、「不安になっちゃだめだ」と抵抗するのではなく、「ああ、今わたしは不安を感じているんだな」と、事実をただ認める。 これは、不安なままでいいと諦めることではありません。 無意味な戦いをやめることで、次の一手を考えるための、心のスペースが生まれます。
本当の意味での成長は、欠点や弱さを全部直し終えて完璧になったときに来るのではありません。 そもそも自分はどこか壊れている、という決めつけそのものをやめた瞬間から、静かに、でも確実に始まっていきます。
今日の小さなワーク
もし今日この後、1日だけでも「今の自分はまだまだだ」と鞭を打つのをやめてみたら、何が起こるでしょうか。直そうとせず、ただ「今こうなんだな」と眺めるだけの1日を、試してみてください。
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元になった動画:生き方好転チャンネル「生き方を好転させた人が最初に手放していた考え方」より、読み物として再構成しています。 YouTubeで観る →
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