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自己肯定感の正体は、「できる自分」の中にはない

読む元気がない日は、耳でどうぞ(元になった動画をここで開けます)

自己肯定感、という言葉をよく聞くようになりました。 高いほうがいいんだろうな、というのはなんとなくわかる。 でも「それって結局なに?」と聞かれると、言葉に詰まってしまう。 そんな感覚、ないでしょうか。

多くの人がまずはまる誤解があります。 自己肯定感は、成功したり何かを達成したりすることで手に入るものだ、という考え方です。 いい成績をとれば、仕事で認められれば、自分を好きになれるはず——そう信じて頑張っている人はたくさんいます。 でも、これはよかれと思って進んだ先に待っている、少しやっかいな罠です。

ここで大事な言葉がふたつ出てきます。自己肯定感と、自己効力感。 自己効力感は「わたしはこのタスクをクリアできる」という、特定の能力への自信です。 これは成功体験を積み重ねることで育ちます。 一方で自己肯定感は、何かができるかどうかに関係なく、ただここに存在するだけで価値がある、と思える感覚です。

この違いを取り違えると、あとで心がとても苦しくなります。 成功体験で自分を認めようとするやり方の根っこには、「今のままの自分ではだめだ」という自己否定が隠れているからです。 何かを達成して価値を足さないと、自分には価値がない——。 それだと、あなたの価値はいつも他人の評価や結果という、自分ではコントロールできないものに左右される、ぐらぐらしたものになってしまいます。

無理にポジティブに考えなきゃ、良いところを探さなきゃ、というやり方も、実は同じ落とし穴につながっています。 心の底から自分のことが嫌いだと感じているときに、無理に笑おうとするのは、本当の気持ちに蓋をすることになる。 ポジティブにさえ考えられない自分はだめだ、とさらに自己嫌悪を深めてしまうことさえあります。

では、本当の自己肯定感はどこから生まれるのか。 その答えが「無条件の受容」という考え方です。 受容は、好きになることや、これでいいんだと肯定することとは違います。 仕事で失敗して落ち込んでいる自分を、無理に好きになる必要はありません。 「ああ、自分は今、落ち込んでいるんだな」と、良い悪いのジャッジをせず、ただその事実を天気予報を見るみたいに、淡々と認識する。それが最初の一歩です。

わたしたちはつい、自分の価値を「何をしたか」「何を持っているか」という、条件つきのもので測ってしまいがちです。 でも本当の自己肯定感が指しているのは、そこではありません。 あなたがただ今ここに存在している、呼吸をしている。その事実そのものに宿る、無条件の価値のことです。

今日の小さなワーク

今日この瞬間、どんなに小さなことでもかまいません。良い悪いという評価を一切せずに、ただ事実として受け入れられる自分のことって、何でしょうか。焦らなくて大丈夫です。この問いを、心にそっと持ち帰ってみてください。

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元になった動画:生き方好転チャンネル「【完全保存版】自己肯定感の正体と高め方」より、読み物として再構成しています。 YouTubeで観る →

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